マセラティ グレカーレの燃費や故障は?グレードも解説

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マセラティ グレカーレ

こんにちは。元車関係メディアライターで管理人の「あつし」です。

マセラティ グレカーレが気になって、燃費はどのくらいなのか、イタリア車だから故障やリコールが多いんじゃないか、そしてGTやモデナ、トロフェオといったグレードのどれを選べばいいのか…と、調べれば調べるほど迷っていませんか。

プレミアムSUVのなかでも色気のあるデザインで人気のグレカーレですが、価格も決して安くないだけに、買う前に不安はぜんぶ潰しておきたいですよね。

この記事では、グレカーレのグレード体系や990万円で話題になったエッセンツァ、EVのフォルゴーレの航続距離や日本での価格、カタログ燃費と試乗での実燃費の傾向まで、私の視点でまるっと整理していきます。

あわせて、国土交通省へのリコール情報や中古で気になる故障・弱点、維持費の目安、ライバルのポルシェ マカンとの比較ポイントまでお話ししますね。読み終わるころには、あなたにぴったりのグレード選びと、燃費や故障に対するモヤモヤが、かなりスッキリしているはずですよ。

この記事でわかること
  • グレカーレのグレード体系と価格帯の全体像
  • カタログ燃費と実燃費のリアルな傾向
  • 故障やリコールなど信頼性まわりの注意点
  • 維持費の目安とライバルとの比較ポイント
目次

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マセラティ グレカーレの燃費・故障・グレード基本情報

マセラティ グレカーレ トロフェオが海岸線のワインディングロードを夕暮れ時に走行している、洗練されたデザインと高性能を強調する画像。日本人男性が運転している。
※AI生成によるイメージ画像です

まずは、グレカーレってどんなグレードがあって、いくらくらいで、燃費はどうなの?という基本の部分から押さえていきましょう。ここを理解しておくと、後半でお話しする故障やリコールの話もグッと分かりやすくなりますよ。

グレード体系と価格帯の全体像

グレカーレのグレードは、エンジンや駆動方式、内外装の仕立てによってきれいに階層分けされています。マセラティはガソリン(マイルドハイブリッド)から完全な電気自動車まで、ひとつのモデルで幅広く揃える戦略をとっているんですよね。まずは全体像を、表でサクッと確認してみましょう。

グレードパワートレイン新車価格帯(目安)
エッセンツァ2.0L 直4 マイルドハイブリッド990万円
GT2.0L 直4 マイルドハイブリッド862万〜896万円
モデナ2.0L 直4 マイルドハイブリッド1,046万〜1,178万円
トロフェオ3.0L V6 ツインターボ1,395万〜1,711万円
フォルゴーレデュアルモーター(BEV)約2,080万円〜(英国価格を基にした目安)

こうして並べてみると、エントリーのエッセンツァから頂点のトロフェオ、そして未来を見据えたEVのフォルゴーレまで、価格にしてざっと1,000万円以上の幅があるのが分かりますよね。

「予算と好みに応じてどこからでも入れる」のがグレカーレの強みかなと思います。特別仕様車も次々に出ていて、ルミナブルーやクリスタッロ、トロフェオ ネロ インフィニートなど、希少性を演出するモデルが多いのも特徴です。グレード構成や諸元は年次改良でちょこちょこ動くので、最新の一覧はメーカーで直接見ておくと確実ですよ(出典:マセラティ公式サイト「Grecale」)。

価格は為替や年式、仕様変更によって動きやすい情報です。ここで挙げた金額はあくまで一般的な目安として見てくださいね。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

GTとモデナとトロフェオの違い

グレカーレの基幹となるのが、キャラクターの違うこの3グレード。ここを理解できれば、グレード選びはほぼ完了したようなものですよ。

GTとモデナは「同じ心臓・違う装い」

GTとモデナは、どちらも2.0リッター直列4気筒に48Vマイルドハイブリッドを組み合わせたパワーユニットが基本です。

GTはマセラティの世界へのエントリーポイントで、それでも19インチホイールや上質なレザー、電動調整シートなどをしっかり標準装備。一方のモデナは、専用バンパーやブラックアウトされた外装トリム、大径ホイールなどで、より積極的に走りを楽しみたい人向けにドレスアップされたモデル、という位置づけです。中身は近いけれど、見た目とキャラクターで差をつけている感じですね。

トロフェオは「別格のV6」

マセラティの3.0L V6 Nettunoエンジンの詳細なクローズアップ写真。赤いシリンダーヘッドカバーとトライデントのエンブレムが特徴。熟練した日本人整備士が点検している。
※AI生成によるイメージ画像です

そしてラインアップの頂点に立つのがトロフェオ。スーパーカー「MC20」譲りの3.0リッターV6ツインターボ「Nettuno(ネットゥーノ)」を積んでいて、F1由来のプレチャンバー技術を量産SUVに持ち込んだ、いわばマセラティの技術の塊。MC20では630psを発揮するこのエンジンを、SUVとしての扱いやすさと4WDのバランスをとるために緻密にデチューンして搭載しています。エンジンルームを開けた瞬間のオーラが、直4モデルとはまるで別物なんですよ。

ざっくり言うと、日常メインならGT、見た目もこだわるならモデナ、走りと官能性に全振りするならトロフェオ、という選び方がしっくりくるかなと思います。

990万円のエッセンツァとは

2025〜2026年モデルで新たに加わったのが、このエッセンツァです。最大の話題は、新車価格を990万円に設定して、心理的な壁になりがちな「1,000万円の壁」をあえて下回らせたこと。これ、地味に効きますよね。

狙いはハッキリしていて、初めてマセラティに乗ってみたい人や、ドイツ系プレミアムSUVからの乗り換えを考えている新規層を取り込むための、戦略的なグレードなんです。

「いつかはマセラティ」と思っていた人にとって、最初の一歩を踏み出しやすくしてくれる存在かなと思います。デザインや走りのエッセンス(=エッセンツァ)はしっかり味わえるので、入り口として魅力的。

グレード名の「エッセンツァ」はイタリア語で“本質”といった意味。価格を抑えつつもマセラティらしさの核は残す、という名付けがちょっと粋ですよね。

フォルゴーレの航続距離と価格

マセラティの未来を担うのが、100%電気自動車のグレカーレ フォルゴーレ。前後にモーターを置いたデュアルモーターで、システム最高出力はなんと550psに達します。EVとしての実用性を左右する航続距離は、最大でおよそ500〜580kmとされていて、長距離ツーリングにも十分対応できるスペックですよ。

面白いのが、航続距離を伸ばすための「真の完全分離(True mechanical disconnect)」と呼ばれるAWD制御。高速巡航などで全輪のトラクションが不要だとシステムが判断すると、わずか0.5秒ほどでフロント側を物理的に切り離して後輪駆動に移行し、ムダな抵抗をカット。

これで加速力と効率を両立しているんですね。バッテリーを充電に最適な温度へ自動で整える「プリコンディショニング」も備えていて、充電時の待ち時間短縮にも気が配られています。

価格については、英国市場では10万9,905ポンド(日本円でおよそ2,080万円相当)から設定されています。日本への本格導入も予定されていますが、日本仕様の正式な価格やスペックは発表内容によって変わる可能性があるので、ここは最新の公式発表を待ちたいところですね。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

カタログ燃費とWLTCモードの数値

さて、いよいよ燃費の話。グレカーレの2.0リッター直4マイルドハイブリッド(GT・モデナなど)のWLTCモード燃費は、おおよそ8.7〜9.2km/Lあたりとされています。「思ったより伸びないな」と感じたかもしれませんね。

ここで知っておいてほしいのが、グレカーレの48Vマイルドハイブリッドは、トヨタやレクサスが得意とするストロングハイブリッドとは設計思想がまったく別物だということ。燃費を稼ぐためというより、加速をアシストするための電動化なんですよ。

そのためエンジンを止めてモーターだけで走る、みたいな省エネ走行は基本的に苦手。あくまでエンジンの黒子として出力を支える役割です。

参考までに、同じくらいの価格帯のレクサスのハイブリッド(RXなど)はWLTCで13km/L超を叩き出すこともあります。なので、燃料コストを最優先するなら、正直グレカーレがベストとは言いにくいかなと思います。そこは割り切りが必要なポイント。

カタログ燃費はモデルイヤーや仕様で変わることがあります。数値はあくまで一般的な目安として捉え、最新の値は公式サイトをご確認ください。

試乗でわかる実燃費の傾向

「じゃあ実燃費はどうなの?」というのが本音ですよね。約1,870kgという車重とフルタイム4WDの駆動損失を考えると、これが意外と悲観する数字でもないんですよ。

街乗りでストップ&ゴーが続く場面では、おおむね6〜7km/L前後。ただ、高速道路の巡航に入ると、高効率な8速ATが低回転をキープしてくれるおかげで燃費は一気に改善して、平均8〜10km/L、流れがよければ11〜12km/Lくらいまで伸びてきます。さらに、海沿いのバイパスを一定速度で流すような好条件だと、瞬間燃費計が15.8km/Lを示したという報告もあるんですよね。

総合すると、ガソリン高のいまでも、輸入ハイパフォーマンスSUVとしてはかなり良好な部類。エコカーと比べるとそりゃ及びませんが、「この走りと存在感でこの燃費なら納得」と思える人は多いんじゃないかなと思います。

マセラティ グレカーレの燃費・故障・グレード注意点

ここからは、検索でいちばん不安が集まりやすい故障・リコール・維持費まわり、そしてライバルとの比較を、正直ベースでお話ししていきますね。買ってから後悔しないために、ここはぜひ目を通してほしいパートです。

中古で気になる故障や弱点

マセラティ グレカーレの運転席で、日本人の若い女性ドライバーがセンターコンソールの大型タッチスクリーンを操作している。画面にはスマートフォンとの連携を示すアイコンが表示されており、ソフトウェアのバグや通信エラーを象徴している。背景はモダンな整備工場。
※AI生成によるイメージ画像です

「イタリア車=壊れやすい」というイメージ、ありますよね。でも現代のグレカーレは、トラブルの“質”が昔とはガラッと変わっています。そもそも「外車って買って大丈夫なの?」という根っこの不安が拭えない人は、外車は買ってはいけない?の不安を消すリセール対策もあわせて読んでおくと、必要以上にビビらずに判断できるようになりますよ。

結論から言うと、エンジンブローやミッション破損、エアサスの致命的な故障といった「走行不能になる大きなハードウェア故障」は頻発していませんプラットフォームやドライブトレインの設計はグローバル基準の耐久テストをクリアしていて、基本的な機械的信頼性はかなり高い水準にあります。ここは安心していい部分。

一方で、近年報告されている不具合のほとんどは、たくさんの電子制御ユニット(ECU)をまとめる車載ソフトウェアのバグや通信エラーに起因するもの。つまり「機械が壊れる」より「ソフトの不具合」が中心になっているんですね。中古を狙うなら、後述するリコール対応がきちんと済んでいるかを必ずチェックしておきたいところです。

国土交通省へのリコール情報

マセラティの正規ディーラーのサービス工場で、日本人の熟練整備士が診断タブレットを手に、オーナー(日本人の夫婦)にリコール対応(ソフトウェアアップデート)の内容を説明している。背景には点検中のマセラティが駐車されている。
※AI生成によるイメージ画像です

ここは安全に直結するので、しっかり共有しますね。近年、国土交通省に届け出られた主なリコール(改善対策)を整理しました。いずれもソフトウェアの書き換えで対応されるものです。なお、最新かつ正確な届出内容は一次情報で確認するのがいちばんなので、気になる人は(出典:国土交通省「リコール・改善対策の届出」)も見ておいてくださいね。

不具合箇所対象台数(目安)主な症状
ブレーキシステムモジュール(BSM)約2,050台始動時の複数警告表示。最悪の場合ブレーキアシストが失われペダルが極端に重くなるおそれ
自動変速機シフター(AGSM)約2,078台Pスイッチの信号不整合でD/Rが選べず、発進できなくなるおそれ
パークアシストカメラ(CVPAM)約622台駐車後の再始動で画面がブラックアウトし、確認用カメラ映像が映らないおそれ

リコール情報は随時更新されます。あなたの検討している個体が対象車台番号に該当するか、そして対策がディーラーで施工済みかは、購入前に必ず確認してくださいね。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

裏を返せば、ハードの剛健さは保ちつつ、不具合はソフトのアップデートで直せる時代になったということ。ソフトウェア更新の履歴管理が、現代のマセラティと付き合う上でのカギかなと思います。

維持費と消耗品の費用目安

ここはちょっと耳の痛い話かもしれませんが、大事なのでハッキリ書きますね。「故障が少ない」ことと「維持費が安い」ことはイコールではありません

マセラティというブランドの性質上、ブレーキパッドやローター、大径タイヤ、各種センサーなど、使われている部品ひとつひとつがプレミアム価格。定期交換や突発的なちょっとしたトラブルに備えて、正規ディーラーや専門店からは「車両代とは別に、修理・消耗品用として常時100万円くらいの予算をバッファとして持っておく」ことが勧められています。

「壊れるから怖い」というより、「いざという時の出費が大きいから備えておく」という発想で付き合うのが、グレカーレと長く楽しむコツかなと思いますよ。

もちろん金額は車両の状態や使い方、依頼先によって大きく変わります。あくまで一般的な目安として捉えていただき、具体的な維持費の見積もりや個体の状態判断は、最終的な判断は専門家にご相談ください。それでも、もし維持費や修理代が想像以上に重くのしかかってきたときは、無理に抱え込まず手放すのも立派な選択肢。高額な修理代を抱え込まずに外車を手放す方法を頭の片隅に置いておくと、いざという時に慌てずに済みますよ。

ポルシェ マカンとの比較ポイント

洗練されたモダンなショールームに並べられた、白いマセラティ グレカーレ(手前)と濃紺のポルシェ マカン(奥)。二人の日本人男性がグレカーレの優雅なデザインについて熱心に語り合っている。マカンのソリッドなデザインとの対比が印象的
※AI生成によるイメージ画像です

グレカーレを検討すると、まず比較対象に挙がるのがポルシェ マカン。ここの違いがハッキリすると、自分がグレカーレを選ぶ理由が見えてきますよ。

マカンが「SUVの形をしたスポーツカー」として、どこまでも精密でソリッドなドイツ的エンジニアリングを突き詰めているのに対して、グレカーレの武器は優雅なイタリアンデザインと、色気のあるインテリア、そしてドラマチックなエンジンサウンド。数値化しにくい“情緒的な価値”では、グレカーレに分があると私は思います。

燃費や鉄板の信頼性、静粛性で選ぶならレクサス RXのような選択肢が強いですし、悪路や英国的な気品ならレンジローバー イヴォークも魅力的。EVのフォルゴーレを軸に考えるなら、ポルシェ タイカンやアウディ e-tron GTとも比較されます。それでもグレカーレは、「人と被らない希少性」と「ハンドルを握った時の高揚感」で、他とは違うターゲットをしっかり掴んでいる一台。ここに惹かれるなら、後悔は少ないはずですよ。ちなみに、この希少性は手放すときのリセールにもプラスに働くことが多いんですよね。値落ちしやすい外車を少しでも高く売るコツまで押さえておけば、グレカーレを“資産”としても賢く楽しめるはずですよ。

マセラティ グレカーレの燃費・故障・グレード総まとめ

夜間走行中のマセラティ グレカーレの車内。運転席の日本人男性が笑顔でハンドルを握り、助手席の女性もリラックスしている。アンビエントライトが上質なレザーインテリアを照らし、特別な移動体験を象徴している。車窓からは都市の夜景が流れる
※AI生成によるイメージ画像です

最後に、ここまでのポイントをギュッとまとめますね。

  • グレードは990万円のエッセンツァから、GT・モデナ、V6のトロフェオ、EVのフォルゴーレまで幅広い
  • WLTC燃費は9km/L前後だが、高速巡航では10〜12km/L程度まで伸びる実力
  • 大きな機械的故障は少なく、近年の不具合はソフト起因が中心
  • リコール対応の確認と、維持費のバッファ確保がカギ

グレカーレは、ぶっちゃけ経済合理性や究極のトラブルフリーを求めて選ぶ車ではありません。でも、毎日のなんでもない移動を、心躍るサウンドと洗練されたデザインで“特別な体験”に変えてくれる力がある。その一点において、他のSUVにはない唯一無二の価値を持っていると私は思いますよ。あなたのライフスタイルと予算に、いちばんしっくりくるグレードがきっと見つかるはずです。

本記事の価格・燃費・リコールなどの数値は、執筆時点での一般的な目安です。これらは変動する可能性があるため、購入前には正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、個体ごとの状態判断や維持費の試算など、最終的な判断は専門家にご相談ください。

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この記事を書いた人

元車関係ウエブメディアの外注ライター。主に外車を担当。他にも某レンタカーショップの店員経験あり。車が好きで外車に詳しいです。

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