こんにちは。元車関係メディアライターで管理人の「あつし」です。
圧倒的な存在感と400馬力クラスのパワーを誇る新型フォードのエクスプローラー。あのアメリカンSUVらしい迫力に惹かれて検討しているのに、ネットで調べると後悔という言葉ばかり出てきて、ちょっと不安になっていませんか。その気持ち、すごくよく分かりますよ。
実際に検索してみると、維持費や燃費の高さ、10速トランスミッションの故障、そして2016年のフォード日本撤退による正規ディーラーの不在、並行輸入ならではの修理やリコール対応の難しさ、さらにはリセールバリューや買取価格まで、気になる話題がずらっと並びます。これだけネガティブな情報が多いと、本当に買って大丈夫かなと足が止まってしまうのも、当然かなと思います。
でも、安心してくださいね。後悔の正体さえきちんと理解しておけば、対策は十分に立てられます。この記事では、新型エクスプローラーで後悔すると言われる理由を一つずつ整理しながら、失敗しない買い方、そして乗り換え資金を賢く用意するコツまで、お話ししていきます。
読み終わるころには、あなたの中のモヤモヤがスッキリ晴れているはずですよ。
- 新型エクスプローラーで後悔すると言われる本当の理由
- 10速ATの故障リスクと並行輸入ならではの修理事情
- 維持費や燃費の実態と後悔しない専門店の選び方
- 乗り換え資金を無理なく作るための愛車の売却術
新型フォードのエクスプローラーで後悔する理由

まずは、なぜこれだけ多くの人が新型エクスプローラーに対して後悔という言葉を検索するのか、その正体を一緒に見ていきましょう。先に結論を言ってしまうと、後悔の原因は車そのものの出来の悪さではなく、日本という市場の特殊な事情に集中しているんですよ。ここを理解しておくだけで、見え方がガラッと変わるはずです。
この車で後悔するかどうかは、買い方でも変わります。
後悔した人の多くが、購入時に「今の車がいくらで売れるか」を知らないまま商談に入っています。ディーラーの下取り額は買取店より数十万円低いことがあり、値引きで得したつもりが全体では損をします。予算の見通しが変われば、そもそも別の選択肢も見えてきます。
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新型は並行輸入でしか買えない現実
フォードは2016年に、日本での新車販売事業から撤退しました。なので、2020年モデル以降の新型(第6世代)エクスプローラーは、日本の正規ディーラーで新車として買うことはできません。今、国内に入ってきている新型はすべて、業者が海外から直接買い付けてくる並行輸入車なんです。ここがすべての出発点になります。
並行輸入には、もちろんいいところもありますよ。日本に正規導入されなかった400馬力のSTグレードや、本国仕様のフル装備モデルを手に入れられる。為替次第では価格に妙味が出ることもあります。このあたりはアメ車好きにとってロマンですよね。
ただ、その裏返しとして、メーカーの正規サポートという後ろ盾を失うことになります。新車であっても、保証もアフターサービスも基本は販売店頼み。何かあったときに自分で動く前提になる、という現実をまず押さえておいてください。
正規ディーラーがない=困ったときに駆け込める場所が限られる、ということ。ここを軽く見て買ってしまうと、後悔の入り口になりやすいです。販売店の体力やサポート体制を見極めるのが、何より大事になってきます。
10速ATに潜む故障と高額修理

新型の所有満足度をいちばん揺るがすと感じているのが、10速オートマチックトランスミッションのトラブルです。エクスプローラーはもともとトランスミッションのクセが持病のように語られてきた車なんですが、完全新設計になった新型でも、高度に電子制御化された10速ATで不具合の報告が出ているのが正直なところ。
海外オーナーの声を見ていくと、比較的少ない走行距離の段階で、運転中に変速ショックやガタつき、ギアの抜けのような症状を感じ始めるケースがあります。さらに深刻な例だと、トランスミッションが完全に故障して走行不能になったという話も。多段化されたミッションは複雑な油圧制御とソフトウェアで成り立っているので、その繊細さが裏目に出ることがあるんですよね。
修理費が後悔に直結する
怖いのは、ここからです。本国の事例では、正規ディーラーの修理見積もりが6,000ドル(日本円でおよそ90万円超)というケースが報告されています。しかも、安く済ませようと町の修理工場に持ち込んだら、最新の電子制御車だからとして入庫そのものを断られたという流れも。これを並行輸入車の日本に当てはめると、リスクはさらに膨らみます。
日本で同じことが起きると、トランスミッション本体の国際輸送費、為替の影響、専門工賃が上乗せされて、場合によっては150万円以上の出費になることもあり得ます。あくまで一般的な目安ではありますが、「直してくれる場所が見つからず、たらい回しにされる」恐怖こそが、後悔のいちばん大きな引き金です。
故障時に整備を断られる恐怖
致命的な故障に限った話ではありません。エンジンチェックランプや電装系の不具合など、外車にありがちな小トラブルが起きたときに、そもそも見てくれる工場が近くにないという問題は本当に切実です。アメ車に詳しい整備士がいない、ディーラー相当の工場まで距離がある、というのは地方だとなおさら起こりがち。
新型は12.3インチのフルデジタルメーターや先進の運転支援システム、10速ATなど、診断には専用のスキャンツールやメーカー整備マニュアルが欠かせません。これらが手元にない工場だと、原因の特定すらできずに入庫を断られてしまう。修理のたびに遠方へ運ぶとなると、時間も代車代もかさんで、じわじわ効いてくるんですよね。
このあたりは他のアメ車でも共通する悩みなので、整備体制の現実をイメージしておきたい方は、ジープコンパスの後悔や維持費を解説した記事もあわせて読んでおくと、感覚がつかみやすいと思いますよ。
修理を断られた・見積もりが高すぎたときは
並行輸入車は、いざ壊れたときに預け先が見つからないことがあります。修理費が車両価値に迫るようなら、直すか手放すかを金額で比較してから決めたほうが損をしません。

その修理、本当に直す価値がありますか?
輸入車は1回の修理が数十万円になり、車両の価値を上回ることがあります。直すか手放すかは、修理代と今の買取額を並べてから決めたほうが損をしません。判断を先送りするほど走行距離が伸びて、査定額は下がっていきます。
過走行や修復歴あり、エンジンがかからない状態でも値が付くことがあります。
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リコール対応が不可能になる問題

並行輸入で見落とされがちで、しかも最も重大なのがリコールへの対応です。リコールというのは、メーカーが製造上の重大な欠陥を見つけたときに、無償で回収・修理してくれる制度のこと。本来なら所有者を守ってくれる、ありがたい安全網ですよね。
ところが、並行輸入車は日本のシステムを通じた無償のリコール対応がおおよそ受けられません。日本の国土交通省が管轄するリコール制度の枠外にあるからです。そもそもリコールとは、メーカーが国土交通大臣に事前届出をしたうえで、対象車を無料で回収・修理してくれる制度のこと(出典:国土交通省「自動車のリコール制度について」)。
つまり、仮に先ほどのトランスミッション故障が本国で重大欠陥としてリコール対象になったとしても、日本の並行輸入オーナーはその恩恵にあずかれない可能性が高い。
これは、安全と財産のセーフティネットを丸ごと失うということ。最悪の場合、本来なら無償だったはずの修理を、自費で数百万円規模で負担しなければならない事態も考えられます。並行輸入を選ぶなら、ここは絶対に知っておいてほしいポイントです。
維持費や燃費は本当に高いのか
ここはちょっと意外に思うかもしれません。エクスプローラー=維持費が高い、というイメージって根強いですよね。たしかに、かつて人気だった旧型のエディバウアーは4.6リットルのV8を積んでいて、街乗り燃費が3km/L台、自動車税も年間10万円オーバーという、まさに金食い虫でした。この記憶が、いまだに後悔の不安として残っている方が多いんです。
でも、新型(2020年モデル以降)は、このイメージを実はかなり払拭しています。エコブーストというダウンサイジングターボのおかげで、排気量は2.3リットル(直4)または3.0リットル(V6)まで縮小。
自動車税は総排気量に応じて決まる地方税なので、排気量が小さくなったぶん新型はここで効いてきます(出典:総務省「地方税制度|自動車税・軽自動車税」)。日本の自動車税も年額でおよそ45,000円〜51,000円程度に収まり、旧型V8の半額以下になっています。燃費もぐっと改善していますよ。
| 世代・モデル | エンジン | 燃費の目安(市街地) | 自動車税の目安(年額) |
|---|---|---|---|
| 旧型(エディバウアー等) | 4.6L V8 自然吸気 | 約3.0km/L | 10万円オーバー |
| 新型 XLT | 2.3L 直4 エコブースト | 約8.6km/L | 約45,000円 |
| 新型 ST | 3.0L V6 ツインターボ | 約7.5km/L | 約51,000円 |
※税額や燃費はあくまで一般的な目安です。年式・仕様・登録区分(3ナンバーや1ナンバーなど)・ガソリン価格によって変わりますし、税制も改定される可能性があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
2トンを優に超える巨体でこの数値なら、ランニングコストはかなり現代的な水準まで進化していると言えます。アメ車の大型SUVでどれくらい差が出るのか比べてみたい方は、キャデラック エスカレードの維持費と故障リスクを解剖した記事と読み比べると、エクスプローラーの立ち位置が見えてきますよ。
とはいえ、燃料代や部品代は国産車より高めなのは事実。維持費の心配は「税金や燃費」より「いざという時の修理費」と捉えておくのが現実的かなと思います。
新型フォードのエクスプローラーで後悔しない買い方

ここからは前向きな話です。後悔の正体が分かれば、あとは潰していくだけ。新型エクスプローラーで失敗しないために本当に大事なのは、車両価格の安さやグレード選びではなく、「並行輸入のリスクを、どこまで自分でカバーできる体制を整えるか」なんですよ。順番に見ていきましょう。
後悔を防ぐ専門店選びのポイント
これがいちばん大事と言っても過言ではありません。買うお店が単なる輸入代行業者なのか、それとも自分でしっかり面倒を見られる専門店なのか。ここで運命が分かれます。
専門店を見極めるチェックポイント
- 本国フォードの最新診断システム(テスター)を自社で持っているか
- 本国の部品サプライヤーと直接のパイプがあり、空輸ルートを確立しているか
- 10速ATの重整備やオーバーホールに対応できる自社工場があるか
- 独自の長期保証が、どこまで細かくカバーされるか(書面で確認)
ちなみに、フォード撤退後の日本では「ピーシーアイ株式会社」がアフターサービスを引き継いでいて、全国に認定サービス拠点もあります。ただ、ここに落とし穴があって、その拠点はもともと正規輸入車を守るために作られた仕組みなんですよね。
そのため、撤退後に入ってきた新型の並行輸入車を持ち込んで、無条件にすんなり見てもらえる保証はどこにもありません。最新の診断機やマニュアルが拠点に行き渡っているかも不透明。「フォードの看板はあるけど、自分の新型が確実に診てもらえるとは限らない」。この情報のねじれが、不安の正体なんです。
中古車選びで失敗しない注意点
新型といっても日本に入ってくるのはほぼ中古。だからこそ、個体選びがものを言います。走行距離は5万〜7万キロくらいが価格と状態のバランスが良いと言われますが、距離が多くても整備記録がしっかり残っている個体なら、逆に安心して乗れることもありますよ。
大切なのは、「壊れてから直す」ではなく「壊れる前に換える」予防整備の発想。ウォーターポンプや足回りなどの消耗品が、適切なタイミングで交換されているか。オークションの評価点や修復歴の有無、可能なら試乗で変速フィールも確認しておきたいところです。国産車のメンテナンスフリー感覚のまま乗ると痛い目を見るので、ここは気持ちを切り替えておきましょうね。
乗り換え資金は今の車の買取で作る
さて、現実的なお金の話です。新型エクスプローラーを後悔なく所有するには、車両代だけでなく、いざという時の修理に備えた予備費も用意しておきたい。ある程度まとまった資金があると、心の余裕がまるで違ってきます。
そこでおすすめしたいのが、今乗っている車を高く売って、その資金を乗り換えに回すという考え方です。ここで多くの人がやりがちなのが、購入店での下取り。手続きはラクですが、下取りは「車両値引きと一緒くたにされて、結局いくらで売れたのか分かりにくい」ことが多いんですよね。
買取専門の業者にきちんと査定してもらった方が、同じ車でも金額に差がつくケースは珍しくありません。これはもう、知っているかどうかだけの差です。
下取りと買取は、別物として考えるのが鉄則。新型の予算に「今の愛車の価値」を最大限上乗せできれば、修理予備費まで含めた無理のない資金計画が組めます。
愛車を一括査定で高く売るコツ

では、どうやって高く売るか。いちばん手っ取り早いのは、複数の買取業者に競ってもらうこと。1社だけの査定では、その金額が高いのか安いのか判断できませんからね。相場を知るためにも、まずは複数社に見てもらうのが基本です。
ただ、昔ながらの一括査定だと、申し込んだ瞬間に何社からも電話が鳴りやまない、というのが正直しんどいところ。そこで最近は、業者とのやり取りをまとめてくれるオークション型のサービスも人気です。電話ラッシュを避けつつ、全国の業者に価値を見てもらえるので、外車のように評価が分かれやすい車とは相性がいいんですよ。
仕組みやメリット・注意点を詳しく知りたい方は、外車を交渉ゼロで売れるユーカーパックの評判と注意点を読んでおくと、自分に合うやり方が選びやすくなると思います。
ディーラーの下取りは、愛車の本当の価値ですか?
乗り換えで損をする人の多くは、下取り額が妥当かどうか分からないまま印鑑を押しています。ディーラーは値引きと下取りをまとめて提示するので、どちらで調整されたのか見えにくいのが理由です。
一括査定は電話が何件もかかってくるのが難点ですが、やり取りが1社で完結する方法なら相場だけ知ることもできます。
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査定額や連絡方法は、車種・地域・時期・車両状態によって変わります。整備記録や取扱説明書、スペアキーなどを揃えておくと、評価が上がりやすいですよ。タイミングも価格に影響するので、売却を急がない場合は相場の動きも少し見ておくと安心です。
新型フォードのエクスプローラーで後悔しないまとめ
ここまでお疲れさまでした。最後にギュッとまとめますね。
新型エクスプローラーは、400馬力のSTグレードや先進のデジタルコックピット、B&Oサウンドまで備えた、本当に魅力的なSUVです。後悔の原因は、車の出来ではなく日本市場の事情にある。ここが最大のポイントでした。具体的には、並行輸入でしか買えないこと、10速ATの故障と高額修理、整備を断られるリスク、そしてリコール対応が受けられないこと。維持費や燃費は、新型ではむしろかなり改善されています。
だからこそ、後悔を避ける鍵は本国直結の技術力と部品供給力を持つ、生涯のパートナーになれる専門店を選ぶこと。そして、修理予備費まで見込んだ余裕ある資金を、今の愛車を高く売ることでしっかり用意しておくこと。この2つが揃えば、新型エクスプローラーは後悔ではなく最高の相棒になってくれますよ。
本記事の数値や費用はあくまで一般的な目安であり、状況によって変動します。並行輸入や保証、税制などは条件が複雑なので、最終的な判断は専門家にご相談ください。気になる仕様や制度は、必ず最新の公式情報もあわせて確認していただければと思います。
あなたのエクスプローラー選びが、後悔のない最高のアメ車ライフにつながりますように。応援していますよ。

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